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映画「Aサインデイズ」

大映映画

出演 中川安奈 石橋 凌 他


こぼれ話し1
スタッフはつらいよ1

映画こぼれ話1


沖縄が、まだアメリカ領の頃のお話です。
この作品は、強烈な印象があります。それは・・・・
日本で、ただ一館でしか上映されなかった映画なんです。トホホ・・
商業ベースに乗らないという判断でした。今でも、レンタル屋さんに一本置いてるか
どうかですね。
ただ、作品的には良かったんです。自分の口から言うのもなんですが、
もっと多くの人に見ていただきたかったですね。
玄人の方々には評価されました。キネマ旬報でも、年間のベスト5には
入っていたと思います。

60年代のアメリカ音楽に色どられて、素晴らしい内容でした。監督は、私の天敵でもあり
師匠(勝手に思ってるだけですm(__)m)の、崔 洋一さんです。
最近はビートたけし監督の新撰組の映画にはキャストで出てましたが・・・
どういう風の吹き回しなのか、私にはわかりません。

この監督はこだわります。とにかくこだわります。その上、以前に美術や、照明など
の経験があり、詳しいですから、ごまかしもききませんでした。

沖縄ロケを1ヶ月行いました。それも新婚5日目。
私がですが・・・それはいいとして。(^O^)

弁当箱事件ですね。この作品は。
監督のこだわりと、突然のひらめきからおこったじけんです。
また書きます! あ、それとこの作品、スタッフ写真が残ってませんでしたm(__)m
台本のみです。すいません。






映画スタッフはつらいよ1


弁当箱事件です(*_*)
悲しい大変な事件でした。とにかく崔監督の大変さが出た事件の一つですね。
主演の石橋さんが、昼休みにトラックを降りて弁当を食べるんです。
当然、台本にのってますから、事前に監督と打ち合わせをして、OKをとった弁当箱
を持って出発してます。
ところが・・・撮影前日に変わったんです。
これは、しょっちゅうあることですから、珍しくもないんですが、物がまずかった。
決定していたのは、普通の金物の弁当箱だったんです。それを、保温型のものに変えて
欲しいと言い出したんですね。
これが沖縄以外なら問題なかったと思うんですが。沖縄だからまずかった。
その日の撮影を終え、すぐに探し始めました。ところが、どこへいっても売ってない。
撮影終了が6時頃でしたから、時間はどんどん過ぎて、店は閉まり始める。
県内の商店街という商店街を走り、電話で問い合わせをしましたが売ってないんです。

沖縄は、もともとアメリカ領の時代があった訳です。アメリカには、日本のような
弁当という習慣があまりないんですね。
ほとんど、お店でランチを済ませてします。
そこで、もともと沖縄には弁当という習慣が薄くて、あまり売ってない。
その上保温型というのは・・・とこんな理由なんです。
深夜まで、売っていそうなお店をたたき起こしてまわりましたが、見つかりません。
疲れて全員ホテルに戻ったのは、深夜の1時頃でした。
途方に暮れているところに、声をかけて下さったのは、ホテルのフロントの方でした。
「どうしたんですか?」の問いに、事情を説明すると、
「私の兄が持ってるかもしれませんよ。」とのこと。
無理を承知でお願いしてみると、持っていて、貸して下さるとのこと。その上ここま
で持ってきてくださる!(^○^)なんというラッキー!!
このお兄さんは、最近まで本土(沖縄の人はこう言います)にいて、最近沖縄に帰って
タクシーの運転手を始めたんだそうです。その弁当箱は、本土にいた時に買ったもの
ということでした。やはり沖縄では見たことがないそうです。
とにかく無事に撮影は終わりました。よかった〜という瞬間でした。










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