kage

テレビ「影の殺意」

直木賞作家サスペンス


こぼれ話し1

テレビこぼれ話1


あるロケの日のことです。
主演の女優さんがらみのシーンを公園で撮影していました。
ワンシーンが終り、日替わりで衣装替えになりました。
私は、靴とアクセサリーを持っていきました。
バタバタの撮影スケジュールのせいもあったのですが、彼女に靴を
渡して戻ろうとした時に、彼女が落としてしまいました。
その日は雨上がり、地面はドロドロ。靴ももちろん汚れます。
慌てて拾って、渡そうとした時、「駄目じゃない!」と頭をこづかれました。
起き上がって一言、「男の頭を簡単にたたくな!」
と言ってしまいました。
撮影はそのまま終わったのですが、終了するやいなや、彼女が
泣き出してしまいました。
プロデューサーに呼ばれていくと、「あなた誰に向かってあんなこと
言ったの?悪いけど私主役やってんのよ!」と、ものすごいケンマク。
「私は美術やってます。」と言うと、更に、
「ふざけてんじゃないわよ!どうせあんたなんかロクな仕事できないわよ!」と
「結構です。私を指名して下さる監督は一杯いますから。」
この後、更に彼女は泣き出してしまい、とんでもないことに。
私は撮影後、かなり叱られました。
主役を泣かしたスタッフは、東映始まって以来や!と・・・

この作品が始まる前に一つの事件がありました。
衣装合わせの時に、彼女が台本を読まないまま来てしまったのです。
その時の監督は怒り、「○○(私)帰るぞ!」
と私を連れて帰りました。そして、監督交代劇となったのです。
その後、数週間して監督が変わり、撮影となったのです。
そんなことがあった後の私の一言でした。
その事を、東映の方も了解されて、危うくクビになるところを免れましたが^^;
いろんな役者さんがいるんで大変です。
彼女も売れっ子ですから、疲れてたみたいです。
台本読まずに来たのは本意じゃなかったんですけどね。
その節は申し訳ありませんでしたm(__)m










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